ゲームレビュー
■ 黒の断章 ■
[ 1 ] 羽苫 2002/01/20 21:23 | TOTAL:83 | |||
グラフィック | 難易度 | シナリオ | サウンド | 操作性 |
---|---|---|---|---|
8 点 | 8 点 | 9 点 | 9 点 | 8 点 |
お買い得度 | お楽しみ度 | キャラクター度 | バグ対策度 | 総合評価 |
9 点 | 7 点 | 8 点 | 8 点 | 9 点 |
サターンのAVG。パソコンでも出ているのですが、こちらは18禁なのでレビューは控えます(笑) そちらは続篇も出ており、架空と現実を混同しない人なら、ストーリーが相当オススメ。 でも、このレビューはサターン版で。 グラフィック⇒ 描きこみが細かい! 本棚の本一冊にもクリック判定が存在する部分もあったり。勿論、今のPCのCGと比べないで見てのことだけど、小物や、特に、《血・死体》の丁寧さがイイ♪ 減点分は、ややキャラクターに渋みがあること。私はそれが好きなんだけど、女性キャラについてはちょっとクドイかなと・・。 難易度⇒ 基本は総チェックで進む・・が、所々、次のシーンへのフラグ立てがわかりにくく、うっかりすると根気が要る。ので、5でもいいんだけど、8。 シナリオ⇒ 精神怪奇モノが好きな人なら、嵌ると思う。探偵もの、と分類するにはそちらの要素が高すぎるので。ラヴクラフト氏の小説が好きな人なら、細部にやたら楽しいものを感じられるだろう。 ある程度は予想のできる部分もあるが、マニアックな部分では予測困難な展開があったので、9。・・10つけてもいいぐらい。 サウンド⇒ 状況に合っていて、全体的に鬱々としている。基本となる多くの科白は声付き。今は表舞台に居ないベテランの声もあるので、小説を読み進める気持ちで謎解きをしていくと楽しいと思う。 操作性⇒ 特に不自由も感じず、やりやすいほうだったので、8。 お買い得度⇒ だんだん現実離れしていく(或る意味、最初から、なにか歯車がズレた時計の様な微妙な不穏さがあるのだが)世界に惹きこまれることを楽しめる人ならば、とてもお買い得。但し、幸せほのぼのを求める人には内容が不向きだし、こんなこと現実にあるわけねえだろ・と斜に構えてしまう人には勧められない。 お楽しみ度⇒ クリアー後に、CGモードと音楽モードが。CGは全部を網羅して居ないが、このゲームの魅力はシナリオだと思う。PCでの続篇が欲しくなるかも(笑) キャラクター度⇒ 生命がある。個性がしっかり確立していると思う。主人公の義妹にあたるうるさい子が苦手なので(そればっかりの子でもないけど)、ちょっと減点して8。 バグ対策度⇒ 今のところバグには遭遇していないが、ないと断言もできないので、いちおう減点して8。 総合評価としては9。シナリオの創りこみが凄いと思う。ダークな展開を楽しむなら、このソフトはとてもオススメ♪ |