[SFCレビュー]トルネコの大冒険

ゲームレビュー
■ トルネコの大冒険 ■

[ 1 ] クラッシュ信者 2004/08/04 19:12 TOTAL：57

グラフィック難易度シナリオサウンド操作性

7 点 9 点 4 点 7 点 7 点

お買い得度お楽しみ度キャラクター度バグ対策度総合評価

2 点 2 点 7 点 10 点 2 点

　チュンソフト（株）がドラゴンクエスト（以下、DQ）のキャラクターを流用して作ったゲームソフト。毎回MAPが変わるダンジョンを目的に向かってひたすらもぐり続けるRPGである。DQという非常になじみの深い世界観を流用したため、一癖も二癖もあるゲームシステムであるにも関わらず比較的名の売れたソフトとなった。俺も実はDQブランドにあやかって買ったのだが、この独特なゲームシステムにほとほとあきれ果てた。以下、俺があきれ果てた部分を箇条書きにして書く。
①手に入るアイテムがランダム。→所詮RPGなんてものは強い武器や防具、アイテムを手に入れてなんぼというものだ。しかし、このゲームは手に入るアイテムがごく一部を除いて全て確率に支配される、すなわち、運任せであるために、もし強い武器や防具、アイテムがたまたま手に入らなければ、それ以上先に進めないようなゲームバランスとなっている。
②満腹度などという数値がある。→このゲームにはHP（ヒットポイント）というRPGでは常識的な数値の他に満腹度という余計な数値がある。これは歩数に応じて自動的に減っていく数値で、これが０になると、代わりにHPが減少し、やがて死に至る。満腹度の減少は冒険を進めていく限り避けられないわけであるが、それを回復する最良の手段としてパンを食べることがあげられる。しかし、このパンは①で書いたように早々都合良く手に入るわけではない。従って、たとえどんなにトルネコ（このゲームの主人公）を強化しようとも、飢え死にであっけなく死ぬことも多いわけである。
③死んだら（正式には、ダンジョンから放り出されたら）所持している武器、防具、アイテムは全てなくなる。→今まで苦労して鍛えた武器、防具、そしてせっかく手に入ったレアアイテムが死ぬことによって全て無に帰してしまう。今までやってきたことが全て水の泡だ。ゲームごときでこのような無常観を味わいたくはない。
④モンスターが桁違いに強い。→RPGの特徴とでもいうべきかトルネコはレベルが上がるにつれ、そして武器や防具を鍛えるにつれ、どんどん強くなっていく。しかし、モンスターの強さの上昇率はトルネコの強さの上昇率とは比例しない。モンスターは階を重ねるごとに指数関数的に強くなってゆき、単純に殴りあいなどしようものなら、トルネコの命はいくつあっても足りないであろう。以上のように、このゲームは俺にとって何の価値も無かった。しかし、世の中には色々な価値観があり、このゲームを面白いと思う者もいよう。だから俺の意見にいちいち腹などたてないで、一つの意見にすぎないと大目にみてほしい。最後に、このゲームの最難関であるもっと不思議なダンジョン９９階制覇の攻略法を記し、俺のレビューを締めくくらせてもらう。
　RPGには強い武器、防具、アイテムが必須というものだ。以下の物がたまたま手に入れなければもっと不思議なダンジョンの攻略はあきらめたほうがよい。
ⅰ．強い武器→お勧めなのは最強モンスター、ドラゴンに２倍のダメージを与えられるドラゴンキラーである。しかし、手に入らなければどんな武器でもよい。このゲームではバイキルトの巻物によりどんな弱い武器でも最強にすることができる。だから最弱の武器こんぼうでも良い。しかし、バイキルトの巻物は貴重なためできるだけ基本能力が高いものが良い。
ⅱ．皮の盾→このゲームで実は最も注意しなければなければならないのは満腹度だ。ここにあげるもの全てをそろえていざ出陣といっても９９階は長い。途中で飢え死にというのは十分ありうることだ。そこで、皮の盾の出番だ。皮の盾は満腹度の減少を半分にする効果を持っている。これは非常に強い味方だ。皮の盾さえ装備していれば、予備のパンを持ち物に２、３個ストックしておけば、落ちているパンをそのまま拾い食いしても飢え死にすることはまずなくなるであろう。ただし、皮の盾の基本能力は桁違いに低い。スカラの巻物である程度鍛えなければ、深層部の敵の攻撃であっという間に瀕死になるから、そこは注意すべきである。
ⅲ．盗賊の指輪→ダンジョンにはモンスターが多い。そいつらを一匹一匹相手していては９９階まで命がもつわけがない。そこで、この盗賊の指輪が役に立つ。盗賊の指輪は寝ているモンスターをこちらから攻撃しない限り絶対に起こさない効果を持つ代物だ。案外眠っているモンスターは多く、出現モンスターの内、半分は眠っているほどだ。盗賊の指輪のさらなる利点はモンスターハウスを何事もないかのように回避できることだ。モンスターハウスのモンスターは始め１００％眠っているからである。深層部のモンスターハウスにこの盗賊の指輪無しで飛び込んだらほぼ死を確信したほうが良いであろう。盗賊の指輪さえあれば、もっと不思議なダンジョンの難易度が５０％下がる。それくらい言い切っても良いほどの貴重なアイテムである。
ⅳ．ザキの杖→どんな敵でも１００％死に至らしめることのできる非常に便利な杖である。トルネコが弱い時は深層部の敵に遠慮無く使った方が良い。また、残り回数が０になっても捨ててはいけない。祈りの巻物で使用回数を増やすことができるからだ。トルネコが十分に強くなっても緊急回避の時に役に立つから最後まで手放せない杖である。
以上のアイテムさえそろえれば、もっと不思議なダンジョン攻略も不可能ではなくなる。しかし、都合良く手に入るわけではないので以下の方法が必要となる。その方法とは、幸せの箱を手に入れる（２７階以降に存在）→１階まで戻る→幸せの箱を捨てる。→再びもぐる　を繰り返すことにある。これを繰り返せば、上記のアイテムはいずれ手に入るし、トルネコのレベルアップも期待できる。まさに一石二鳥である。盗賊の指輪さえ手に入れていれば、こんなまわりくどいことをする必要性はあまりないのだが、それでも深層部の敵で経験値貯めをするのはあまり得策ではない。９９階まで安全に行きたいのなら、深層部の敵を楽勝に倒すことができるまで、これを繰り返したほうが良い。最後に、注意すべき敵を紹介する。
ⅰ．大目玉→こいつが単独で現れても全然怖くない。しかし、他のモンスターを引き連れて複数で現れた時は脅威となる。こいつの特殊能力は混乱でトルネコがいうことをきかなくなる。その時に複数のモンスターに殴られたら、いくらトルネコが強くても死ぬ危険性がある。ある意味最も警戒するモンスターである。
ⅱ．ドラゴン→最強のモンスター。遠距離から２０ダメージの炎をはいてくる。トルネコが弱い時はそれだけで脅威となる。接近戦もお手の物で桁違いの攻撃力、防御力を誇る。但し、経験値が３０００もあるので、ザキの杖があれば経験値稼ぎの鴨である。

グラフィック	難易度	シナリオ	サウンド	操作性
[ 1 ] クラッシュ信者 2004/08/04 19:12			TOTAL：57
7 点	9 点	4 点	7 点	7 点
お買い得度	お楽しみ度	キャラクター度	バグ対策度	総合評価
2 点	2 点	7 点	10 点	2 点
チュンソフト（株）がドラゴンクエスト（以下、DQ）のキャラクターを流用して作ったゲームソフト。毎回MAPが変わるダンジョンを目的に向かってひたすらもぐり続けるRPGである。DQという非常になじみの深い世界観を流用したため、一癖も二癖もあるゲームシステムであるにも関わらず比較的名の売れたソフトとなった。俺も実はDQブランドにあやかって買ったのだが、この独特なゲームシステムにほとほとあきれ果てた。以下、俺があきれ果てた部分を箇条書きにして書く。 ①手に入るアイテムがランダム。→所詮RPGなんてものは強い武器や防具、アイテムを手に入れてなんぼというものだ。しかし、このゲームは手に入るアイテムがごく一部を除いて全て確率に支配される、すなわち、運任せであるために、もし強い武器や防具、アイテムがたまたま手に入らなければ、それ以上先に進めないようなゲームバランスとなっている。 ②満腹度などという数値がある。→このゲームにはHP（ヒットポイント）というRPGでは常識的な数値の他に満腹度という余計な数値がある。これは歩数に応じて自動的に減っていく数値で、これが０になると、代わりにHPが減少し、やがて死に至る。満腹度の減少は冒険を進めていく限り避けられないわけであるが、それを回復する最良の手段としてパンを食べることがあげられる。しかし、このパンは①で書いたように早々都合良く手に入るわけではない。従って、たとえどんなにトルネコ（このゲームの主人公）を強化しようとも、飢え死にであっけなく死ぬことも多いわけである。 ③死んだら（正式には、ダンジョンから放り出されたら）所持している武器、防具、アイテムは全てなくなる。→今まで苦労して鍛えた武器、防具、そしてせっかく手に入ったレアアイテムが死ぬことによって全て無に帰してしまう。今までやってきたことが全て水の泡だ。ゲームごときでこのような無常観を味わいたくはない。 ④モンスターが桁違いに強い。→RPGの特徴とでもいうべきかトルネコはレベルが上がるにつれ、そして武器や防具を鍛えるにつれ、どんどん強くなっていく。しかし、モンスターの強さの上昇率はトルネコの強さの上昇率とは比例しない。モンスターは階を重ねるごとに指数関数的に強くなってゆき、単純に殴りあいなどしようものなら、トルネコの命はいくつあっても足りないであろう。以上のように、このゲームは俺にとって何の価値も無かった。しかし、世の中には色々な価値観があり、このゲームを面白いと思う者もいよう。だから俺の意見にいちいち腹などたてないで、一つの意見にすぎないと大目にみてほしい。最後に、このゲームの最難関であるもっと不思議なダンジョン９９階制覇の攻略法を記し、俺のレビューを締めくくらせてもらう。　RPGには強い武器、防具、アイテムが必須というものだ。以下の物がたまたま手に入れなければもっと不思議なダンジョンの攻略はあきらめたほうがよい。 ⅰ．強い武器→お勧めなのは最強モンスター、ドラゴンに２倍のダメージを与えられるドラゴンキラーである。しかし、手に入らなければどんな武器でもよい。このゲームではバイキルトの巻物によりどんな弱い武器でも最強にすることができる。だから最弱の武器こんぼうでも良い。しかし、バイキルトの巻物は貴重なためできるだけ基本能力が高いものが良い。 ⅱ．皮の盾→このゲームで実は最も注意しなければなければならないのは満腹度だ。ここにあげるもの全てをそろえていざ出陣といっても９９階は長い。途中で飢え死にというのは十分ありうることだ。そこで、皮の盾の出番だ。皮の盾は満腹度の減少を半分にする効果を持っている。これは非常に強い味方だ。皮の盾さえ装備していれば、予備のパンを持ち物に２、３個ストックしておけば、落ちているパンをそのまま拾い食いしても飢え死にすることはまずなくなるであろう。ただし、皮の盾の基本能力は桁違いに低い。スカラの巻物である程度鍛えなければ、深層部の敵の攻撃であっという間に瀕死になるから、そこは注意すべきである。 ⅲ．盗賊の指輪→ダンジョンにはモンスターが多い。そいつらを一匹一匹相手していては９９階まで命がもつわけがない。そこで、この盗賊の指輪が役に立つ。盗賊の指輪は寝ているモンスターをこちらから攻撃しない限り絶対に起こさない効果を持つ代物だ。案外眠っているモンスターは多く、出現モンスターの内、半分は眠っているほどだ。盗賊の指輪のさらなる利点はモンスターハウスを何事もないかのように回避できることだ。モンスターハウスのモンスターは始め１００％眠っているからである。深層部のモンスターハウスにこの盗賊の指輪無しで飛び込んだらほぼ死を確信したほうが良いであろう。盗賊の指輪さえあれば、もっと不思議なダンジョンの難易度が５０％下がる。それくらい言い切っても良いほどの貴重なアイテムである。 ⅳ．ザキの杖→どんな敵でも１００％死に至らしめることのできる非常に便利な杖である。トルネコが弱い時は深層部の敵に遠慮無く使った方が良い。また、残り回数が０になっても捨ててはいけない。祈りの巻物で使用回数を増やすことができるからだ。トルネコが十分に強くなっても緊急回避の時に役に立つから最後まで手放せない杖である。以上のアイテムさえそろえれば、もっと不思議なダンジョン攻略も不可能ではなくなる。しかし、都合良く手に入るわけではないので以下の方法が必要となる。その方法とは、幸せの箱を手に入れる（２７階以降に存在）→１階まで戻る→幸せの箱を捨てる。→再びもぐる　を繰り返すことにある。これを繰り返せば、上記のアイテムはいずれ手に入るし、トルネコのレベルアップも期待できる。まさに一石二鳥である。盗賊の指輪さえ手に入れていれば、こんなまわりくどいことをする必要性はあまりないのだが、それでも深層部の敵で経験値貯めをするのはあまり得策ではない。９９階まで安全に行きたいのなら、深層部の敵を楽勝に倒すことができるまで、これを繰り返したほうが良い。最後に、注意すべき敵を紹介する。 ⅰ．大目玉→こいつが単独で現れても全然怖くない。しかし、他のモンスターを引き連れて複数で現れた時は脅威となる。こいつの特殊能力は混乱でトルネコがいうことをきかなくなる。その時に複数のモンスターに殴られたら、いくらトルネコが強くても死ぬ危険性がある。ある意味最も警戒するモンスターである。 ⅱ．ドラゴン→最強のモンスター。遠距離から２０ダメージの炎をはいてくる。トルネコが弱い時はそれだけで脅威となる。接近戦もお手の物で桁違いの攻撃力、防御力を誇る。但し、経験値が３０００もあるので、ザキの杖があれば経験値稼ぎの鴨である。