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ゲームレビュー
■ SPYRO: YEAR OF THE DRAGON ■

[ 1 ] クラッシュ信者 2005/08/11 23:27TOTAL:82
グラフィック難易度シナリオサウンド操作性
10 点2 点7 点8 点10 点
お買い得度お楽しみ度キャラクター度バグ対策度総合評価
10 点10 点8 点7 点10 点
アクションゲームの最高峰スパイロシリーズの3作目。日本ではスパイロ1、2の売り上げが不振であったため結局発売されなかった。これだけ価値のあるゲームを日本人はプレーできないのだ。実に悲しいことである。しかしながら、プレーする方法はある。それはアメリカから輸入すればよい。ここで、注意しなければならないのは日本の本体ではアメリカのCD-ROMを再生できない。よって、アメリカの本体を買わなければならない。出費がかさむが、お金をだしてでもやる価値がある。今ならスパイロ1,2,3セットで安く売っている。アメリカの本体といっしょに買ってみてはいかがだろうか。もちろん、アメリカのゲームであるため、言語は全て英語だ。でも心配はいらない。アクションゲームであるためセリフが分からなくても支障はほとんどない。肝心な操作法は簡単な英語で教えてくれるので、その点も心配ない。
3の最大の目玉はスパイロ以外のキャラクターを操作できることであろう。以下にそれぞれのキャラクターについて説明する。
シーラ(カンガルー):攻撃手段はキックと踏みつけ。攻撃手段やスピード等においてバランスが取れており、スパイロのように非常に扱いやすいキャラクターだ。性別は女だが、外見では絶対に区別がつかないだろう。
サージェント・バード(ペンギン):攻撃手段はロケットランチャー。ペンギンのくせに空を飛ぶことができる。ホバリングも可能。ミサイルがあれば、それを足でつかんで、空爆することも可能だ。動きはかなり鈍いため敵を安全な所から1匹1匹倒してゆくのが吉。
ベントリー(イエティ):攻撃手段は彼自慢の棍棒で殴りつけること。棍棒を回転させることにより相手の飛び道具を跳ね返すこともできる。 イエティであることや説明書の絵から判断してかなり大柄だと思っていたがそうでもない。マニーバッグよりも実は小さい。動きはやはり鈍重である。
エージェント9(モンキー):攻撃手段はブラスター(鉄砲からレーザービームが発射される武器)。後に発売されたラチェット&クランクに出てくるマシーンブラスターの原型はおそらく彼の武器であろう。彼を操る場面ではDOOM形式の1人称視点でのプレーやタイムクライシスのような形式のプレーを楽しむことができる。
スパークス(トンボ):3ではなんと1からのパートナー、スパークスまで操作することができる。彼のステージは独特で、一言で言ってしまえば、2Dシューティングだ。彼はなぜか炎のような弾を吐くことができ、その連射能力も優れている。特殊な蝶々を食べるとパーワーアップし、制限回数有りのいくつかの必殺技を使うことができる。
ハンター(チータ):スパークスのみならず2からのファンキーな脇役ハンターまで使えるとは驚くべきことだ。スパークスが2Dシューティングならば彼は3Dシューティングに挑戦する。2をプレーしていれば分かることだが、彼はただの筋肉バカではない。実は見かけによらず頭脳明晰なのだ。ミサイルがインストールされた飛行機に乗ったり、反動推進エンジンを背中に背負い空中を浮遊したり、彼はそれらの知識がないとできないようなことを平気でやってのける。
以上、彼らの紹介を簡潔に述べた。彼らは主人公スパイロに劣らずかなり個性的で魅力的である。操作できるキャラクターだけでなくそれ以外のキャラクターも魅力的だ。例えば、2から登場している妖精のゾウ(日本ではパックルと呼ばれている)やマニーバックは物語の随所で現れ、その場面を盛り上げてくれる。スパイロアドバンスに出てくるビアンカは実は3の最初の方では実は敵であった。彼女がスパイロ達の行動に感化され、徐々に3のボスであるソーサレスを寝返る様も短くはあるがしっかり描かれている。最後に、このゲームの目的はソーサレス率いるライノック達に奪われた卵を取り戻すのが目的だ。そのためには様々なミッションをこなさなければならない。卵は100個以上あり、ラチェットシリーズに引き継がれたスキルポイントの隠し要素もあるので、かなりの時間やり込めること受け合いだ。