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ゲームレビュー
■ ミスター・ドリラー ■

[ 1 ] クラッシュ信者 2003/07/24 19:39TOTAL:78
グラフィック難易度シナリオサウンド操作性
8 点8 点7 点8 点8 点
お買い得度お楽しみ度キャラクター度バグ対策度総合評価
8 点6 点7 点10 点8 点
カラフルなブロックを堀りすすんでいく、パズル要素の強いアクションゲーム。
このゲームはただただブロックを掘りすすんでいくだけの単調なゲームである。それゆえに、はまるとかのめり込むといったようなことはないが、ステージ内のブロック構成がプレーするたびに毎回変わるといった工夫により、何度でも楽しめるようになっている。また、単調なゲームの利点として、気軽にゲームを楽しめるという要素も忘れてはいけない。
ゲームの難易度は見た目よりも高い。このゲームのメインであるアーケードモードには初心者用の「お試し500Mモード」、中級者用の「本気で1000Mモード」がある。前者は初心者用というだけあって、慣れれば楽勝である。しかし、後者は中級者用といっても侮ることなかれ。500Mを超えたあたりから、とたんに難しくなり、クリアするには実力はさることながら、運も必要になってくる。かくいう私は、実は1回しか1000Mモードをクリアしたことがない。ここで、皆さんは「初心者用、中級者用があるならば、上級者用は?」という疑問を抱くであろう。もちろん、上級者用は存在する。「とことんドリラーモード」というのがそれである。これは500Mとか1000Mといった制限をなくしたモードで、自己新記録を目指して、ひたすら堀りすすむことができる。1000Mモードを1回しかクリアしていない私にとっては、このモードは手に余るので、私は未だにこのモードをプレーしたことはない。
以上の要素だけでは、他のゲームに比べ、一線を画することができず、私もこのゲームを買わなかっただろう。私がこのゲームを買った理由は「タイムアタックモード」の存在にある。このモードは、指定されたステージを指定時間以内にクリアするというものである。指定時間以内にステージをクリアできると、その特典として、新しいステージが登場する。全ステージをクリアすると、その栄誉をたたえて、主役のカラーを変えることができるようになる。このモードだけは他のモードとは違い、私ははまることができた。
キャラクターが、主人公であるホリ・ススムという少年と地底人だけであるというのも実にシンプルでいい。後に発売された「ミスタードリラー・グレート」では主人公のライバルである女やストーリーモードである「シナリオドリラー」などといった蛇足としか言いようがないものまでくっついてくるので、私は第1作目であるこの「ミスタードリラー」を強烈におすすめする。