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ゲームレビュー
■ ファイナルファンタジーVII INTERNATIONAL ■

発売日1997/10/02
2001/12/20(PS One Books)
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攻略本ファイナルファンタジーVII解体真書 ザ・コンプリート
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[ 1 ] てせてあぴ 2003/06/12 22:15TOTAL:77
グラフィック難易度シナリオサウンド操作性
8 点7 点7 点8 点8 点
お買い得度お楽しみ度キャラクター度バグ対策度総合評価
6 点8 点9 点9 点7 点
はじめに
あまり値段が下がってくれないので後回しにしていたゲーム。結局下がらないまま買いました(2600円)。評価が数回上下したソフトで、何度か書き直しましたね、基本的には変わってないけど。
「ビジュアル」編
8、9とやった後なのでちょっと見劣りする。とはいえ、さすがに美しい。ムービーはちょうどいいくらいの量だ。
荒いポリゴンが笑いを誘う(だからいいのかもしれないが)。
普段はチビだが戦闘になると頭身が上がる。8でもなければ9でもない、これがベストだなとプレーしていて感じました。
スーパーノヴァは色んな意味で凄かったです。頭悪いんじゃないですか?
「ミュージック」編
最初は戦闘の音楽がださいと思っていたけど聞いているうちに気に入りました。ボス戦もかっこいい。全体的にいい音楽が多かったと思います。
「シナリオ」編
地上に出るまでがちょっと長かった。
FFがビジュアル重視路線(暴走)に突入する直前の作品だけあってDISC1だけで25時間もかかった。これに比べると後の作品が如何に映画的であったかよく分かった。
お約束の一本道。まぁいいけどね、結構かっこよかったんじゃないの。
ストーリー(特にクラウドの過去)が難しすぎます。小学生にはきつかったかもしれません、僕だっていまいちよく分からなかったので。それにクラウドの精神世界は2度目の人にはウザ過ぎるのではないでしょうか。ストーリー重視の宿命か。
それにしても「記憶」のネタを9でもやるとは、ネタ切れかい?
「システム」編
戦闘に参加していないキャラにも経験値が入るところがいい、常にではないが(よく分からない)。APも入ればもっと良かった。
マテリアの付け替えはちょっと面倒だったけどクイックがあったし、8よりは遥かにいい。使うのも成長させるのも面白い。だけど買えるマテリアが分裂したってしょうもない、何か考えてほしかった。
攻略本を買ってから気付いたのだが、入手していないマテリアが非常に多かった。クリア前に半分も手に入れてなかったのである。
防具がちょっと淋しい。5、6のように全員の武器・防具を外し、上のキャラから「さいきょう」コマンドを使っていくのが楽しかったのに。キャラによって武器の種類が制限されているのも個人的には好きじゃない。
ミニゲームが豊富にあり、楽しかった。特にスノーゲーム、結構笑えたし。当たり前のことかもしれないがミニゲームに失敗しても全滅しないのがいい、機関車の衝突はちょっと焦ったから。
「バトル」編
お馴染みのサイドビューでなくなり、ちょっと不安になりましたが(発売当時)、操作性ではほとんど変わってないんですよね、いい感じです。8と違ってテンポがいいし。
リミット技が素晴らしい。溜まりが速いし、使える。
沈黙攻撃を喰らう前(直前)に沈黙状態になるのは親切過ぎ。
たまに間違って味方を攻撃しちゃったりしたのは僕だけではないと思います。あと、どのキャラを指しているのか分からない場合ありますよね。8もそうだが、それくらいの対処はしてほしかった。
バックアタックがやや多いか。
「操作性」編
ロード時間が短めに感じた。とくに戦闘に入るときの無駄な時間が少ない。
ワールドマップでの操作性が良い。方角を把握しやすいからね。いける所といけない所も分かりやすいし、かなり親切だ。なぜこれらを引き継がせなかったのか不思議だ。FFって本当に革新的。(8のときは2Dと書いたが、2Dじゃないよね、失敗。)
落ちているアイテムとかが光っているのがいい。取り忘れが少なくて済んだ。
初心者の館が面白かったし、役に立った。セーブポイントも結構親切で良い。
この作品以降「テレポ」が消えたのか?これぞストーリー重視の証明(迷惑だね)。
場所によっては移動しづらかったり、動きが遅い所もあり少しイラつきました。
ラストダンジョンには苦労しました。セーブポイントがセーブクリスタルだけとは何事か!!攻略本がないことを想定して作ってほしい。ラスボスまでがやや長くなってしまい辛かった。それに分かれ道で仲間のマテリアがはずれるのには憤慨しました。折角色々考えてつけたのに。
「キャラクター」編
個性的なキャラが多かったと思う。3頭身のせいか、どのキャラも可愛く見える。アバランチから逃げていく人たちが面白い。でも一番面白かったのは上官たちか。
20代いるじゃん、しかも2人も。ロリコンではなかったか、でもしょうがないじゃん、知らなかったんだから。でも8のレビューではちときついこと書きすぎましたね、ごめんね、四角社。(←誠意なさすぎ)
興味ないさん:かっこいいと思っていたがちょっとガッカリ。ティファ:可愛い、帽子かぶってる時も可愛くてよかった。バレット:いい感じ。ナナキ:騙された、おかげで愛着が湧いた。リーブ:超騙された、でも非常に面白かったので気に入った。ユフィ:可愛いね、とっても可愛いんでウータイのイベント後は軽くおしおき(戦闘不能)しました。ちなみに仲間にしたのはシドがリーダーの時(レベル40)です。エンディングに出すことを断念されたかわいそうなキャラ。シド:ほとんど使わなかった。セフィロス:敵かよ!!ヴィンセント:わからん、眠ってろ!!タークス:面白すぎ!!レノ最高。ルーファウス:死ぬなよ。エアリス:かわいそ過ぎ!!!死ぬことは知ってたけどあれじゃあんまりだ。死ななくてもいいじゃん。
何故殺した 何故殺した 何故殺した 何故殺した 何故殺した 何故殺した 同じメインキャラなのに? 同じメインキャラだったのに? (悲劇のヒロインにしてユーザーに泣いてほしかった) だから殺した だから殺した だから殺した だから殺した だから殺した
「エンディングに裏切られました」編
綺麗なムービーが終わるとスタッフロール。これで終わりなら淋しすぎるよな、と思っていたらそのまんま終わりやがった。ショボ過ぎる!!おもいっきりガッカリしました。あれだけキャラを作りこんだのにその後が全く描かれない。今までの楽しさが一気に萎えました。8と9はキャラクターにちょっと難があったけどエンディングに救われました、しかしこれはその逆。想像して楽しむ余地を与える、幅を持たせる、と言えば聞こえはいいでしょうが、その考え方に僕は激しく反発します。以下の2つのケースで考えてみますと…
1、製作者側の、「これ」といった考え方がない場合:何を伝えたいのか分からない、何も考えていないのかもしれない、いい加減。
2、「それ」がある場合:「それ」が「真」となり、他の想像は「偽」となる。どちらもよろしくない
解釈委任型のラストほど嫌なものはない(バッドエンティングは論外)。送り手側から受け手側への伝達は一方的で全くかまわないと思います、押しつけていいんです、それを前提に見たり、感じたり、プレーしたりしているはずです。重要である結末が例外になるというのはおかしなはなしで、むしろどうでもいいようなことを想像にまかせればいいのだと思います(例えば、ちょっと背のび○○○はどんなか、とか)。
さいごに
よく出来たゲームです、ユーザーのことを考えた作りになっています。FF8の予約数を伸ばしただけのことはありますね。ですがやはりエンディングがショックでした、2度目への意欲は8といい勝負です。DQ4をやって気分転換するか…。
注:点数が高いのはできるだけ客観的な評価をしたいと思ったからです。