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ゲームレビュー
■ スーパーマリオブラザーズ2 ■

発売日1986/
商品リンクAmazonで購入(GBA版 ファミコンミニ)
攻略本スーパーマリオブラザーズ2必勝攻略法
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[ 2 ] クラッシュ信者 2006/05/06 (土) 16:04TOTAL:94
グラフィック難易度シナリオサウンド操作性
10 点7 点10 点10 点10 点
お買い得度お楽しみ度キャラクター度バグ対策度総合評価
10 点10 点10 点7 点10 点
スーパーマリオブラザーズ(以下、SMB)の続編。SMBとはゲームシステムがほとんど変わっていないため、事実上はSMB1.5と呼ぶほうがふさわしいのかもしれない。SMBとの最大の違いはなんと言ってもその難易度だろう。ステージ構成がプレーヤーにとってかなり厳しいものになっている。SMBの難易度はマリオの操作に慣れてしまったらどうしてもヌルく感じてしまった。だから、任天堂がSMBのパワーアップバージョンを作ったのは正解だったと思う。SMB2こそSMBの完成形である。
マリオはステージ構成のいやらしさにより死にまくる。マリオの初期残基は3であり、下手をすると(初心者ではかなりの確率で)、ワールド1で早くもゲームオーバーになってしまう。これに対して何ら対策を行っていなければ、SMB2はクソゲー扱いされていたであろう。そこは流石任天堂、ちゃんと対策してある。ワールド1-1のそれも最初のほうで無限1upが可能なのだ。それでも、無限1upにより100基以上のマリオを引き連れていたとしても、ワールド8-4まで行くのは至難のわざだ。そこで、任天堂は、さらに親切にも、もう一つの対処法を我々に与えてくれた。それはマリオとルイージの性能差である。マリオは小回りが利くが、ジャンプ力が小さい。ルイージはすべり易いが、ジャンプ力がマリオと比べて桁違いだ。一見、マリオのほうが初心者向けに見える。しかしながら、実際はルイージを使ったほうがクリアするのに圧倒的に楽だ。SMB2のステージには奈落の底が多い。マリオはジャンプ力が無いというその致命的な欠陥により、次の足場まで届かず、奈落の底に落ちることが多い。その点、ルイージだと楽勝だ。すなわち、玄人はマリオ、素人はルイージを使うのが良い。マリオでクリア、ルイージでクリアという2つの楽しみ方を用意した当時の任天堂は実にすばらしい。ついでに、ルイージのほうがマリオよりも強いという事実に驚かされる。ルイージにはどうしてもマリオの影、ヘタレというイメージがつきまとう。確かにSMB2より後に出た作品を見てみると、そのようなイメージが形成されても仕方がない。ルイージが最も漢であった作品、それはSMB2であると私は思う。
それでは、SMBとの相違点を私が思いつく限り挙げてみる。
・一部キャラ絵の変更(スーパーキノコや背景の雲等に目が書き込まれた。マリオシリーズのキャラ絵はシリーズを重ねるごとに、よりいっそうデフォルメされていっているように思われる。例えば、スーパーマリオワールド以降、ノコノコは二足歩行になり、ファイアーフラワーにも目が書き込まれるようになった。私はデフォルメのしすぎにはいささか否定的である。)
・毒キノコ追加(マリオにダメージを与えるマイナスアイテムが追加された。SMB2ではスーパーキノコは隠れブロックに隠されていることが多く、むしろ通常のブロックから出てくるのはこいつばっかりだという印象を受けた。また、スーパーキノコを取る前に毒キノコのブロックを叩くと、毒キノコが出てくると同時にスーパーキノコが消えるといういじわる設定も存在した。この毒キノコ、かなりインパクトのある存在であったが、以後のマリオシリーズではあまりお目にかからない。)
・敵キャラ(ハンマーブロスの中で、マリオに向かって突進してくる種類が追加された。また、水中ステージに亀が出てくるようになった。これは別に不思議ではないが、空中に浮遊するゲッソーや海の中でグルグル回っているファイアーバーなど不可思議な敵が現れるようになった(後者に関して言えば、SMBのころから水中でファイアーボールを打てるという設定だったのでありと言えばありかもしれない)。唯一の敵キャラ追加として、赤パックンフラワーがいる。こいつは緑パックンフラワーと比べるとなかなかの曲者で、土管を出入りするスピードが速い他に、マリオが土管の隣にいてもその行動を停止しない。こいつにどれだけのマリオが食われたかは計り知れない。)
・スーパージャンプ台追加(こいつを使うと、マリオが画面外にとばされる。一定時間経つと、マリオが画面外から落ちてくる。マリオが画面外から落ちてくる位置とタイミングをうまく把握できるようになるまでは、マリオを何回も奈落の底に落とすことになる。)
・嵐追加(嵐が吹いて、マリオの操作性がかなり悪くなるステージが追加された。ただでさえすべり易いルイージは嵐ステージで苦戦を強いられるかもしれない。)
SMB2は任天堂の、いや日本における最高のアクションゲームである。お楽しみもちゃんと存在し、全クリを8回すると、4ワールド(A-D)から構成されるさらに難しい隠しワールドに行くことができるようになる。C、Dワールドには障害物が増えただけの正規ワールドの使いまわしステージが何個かあり、そこは残念だが、実にやりごたえのあるステージばかりである。SMB2はこのような名作でありながら、ファミコンディスクシステム用であったことや慣れれば誰でもクリアできる難易度であったにも関わらず、激難というイメージが世間に広まり、あまり知名度が高くない。現在は、ファミコンミニとしてゲームボーイアドバンスでプレーできるので、今まで敬遠していた人はやってみたらどうだろうか。

[ 1 ] ただの人 2004/12/31 21:41TOTAL:65
グラフィック難易度シナリオサウンド操作性
8 点10 点5 点2 点7 点
お買い得度お楽しみ度キャラクター度バグ対策度総合評価
5 点5 点8 点10 点5 点
これはファミコン版のヤツ。バグにはなったことはない。難易度は高い。難しい。